一歩一歩 ミライへ 進むのだ。
王者はおごらず勝ち進む
俺が初めて千葉マリンスタジアムに観戦に行ったのは1993(平成5)年。
まだピンクがチームカラーで、監督は八木沢さんだった頃。
当時はホークスも弱小球団。10対3ぐらいでマリーンズに屈したと思う。
その時に初めて聴いた球団歌「We Love マリーンズ」。
ファンはご存知だろうが、この曲にはこんな一節がある。

 ♪ 王者はおごらず勝ち進む…

「似合わねぇー」…これが俺の第一印象だった。

しかし、それから間もなく広岡達朗氏が日本球界初のGMに就任した。
そして、彼があの男を連れて来た。ボビー・バレンタイン監督。
彼が就任した1995(平成7)年。それまでの弱小球団ぶりが嘘のような
快進撃を遂げる。小宮山、伊良部、黒木、諸積、堀、初芝、成本、河本…、
若い彼らの勢いはパ・リーグに一大センセーションを巻き起こした。
結局、イチローを擁し、「がんばろう神戸」を合言葉に一丸となった
オリックスに屈したが、オリックスのM1で迎えた神戸での直接対決
3連戦で、見事に3連勝して胴上げを阻止した意地は忘れられない。

しかし、この年のオフには、広岡GMとの確執でボビーが退団。
その後は再び弱小球団に戻った。毎年毎年Bクラス。18連敗もあった。
それでも彼らの後ろには、いつも熱い熱いファン達が支えていた。
いつの日か、歓喜の日を夢見て…。

俺が大阪から東京へと異動して、再び千葉マリンスタジアムを訪れる
機会が増えた。その時もいつも流れていた「We Love マリーンズ」。
「いつになったらこの一節が似合うんや!」とツッコミを入れ続けた。

昨年からの第2次ボビー政権。俺が昨年観た試合は「M 0-21 H」。
まだ似合う日は遠いのかな、そう思っていた。
しかし、その屈辱的な敗戦で、ライトスタンドのファンに選手全員が
謝罪したその時から、彼らに火が着いたのかもしれない。
こんな熱いファン達を喜ばせなきゃ…。

今年の快進撃は見事だった。全くチームが生まれ変わったかのように。
交流戦の優勝、決してフロックでは無かった。
レギュラーシーズンのホークスとの差は、下位球団に取りこぼした
数が多かったから。上位4球団との対戦成績はほぼ互角だった。
そしてプレーオフ。第1ステージを楽々突破して、第2ステージ進出。
大きなダメージの敗戦を経て、勢いを失いかけながらも、
土壇場で勢いを取り戻して、ついに、31年ぶりの優勝を果たした。
ついに、あの一節が似合うチームになった。本当におめでとう。
全選手が初体験の優勝、この嬉しさは多分想像以上だと思う。
当然、全選手の中の一人には、ファン一人一人が含まれている。
長い間耐えて支えてきた甲斐があったね。重ね重ね、おめでとう。

でも、真の王者はまだ決まっていない。週末からはセ・リーグの覇者、
阪神タイガースが待っている。俺達パ・リーグを代表して進むんだ。
決して恥ずかしい野球は見せるなよ!俺も熱く応援してるからな。
そう、王者はおごらず勝ち進む!
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by fallgoat | 2005-10-17 22:06 | プロ野球:一般


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